花粉症について②
今回は花粉症の治療について紹介していきます。
★花粉症の治療について
薬物療法が中心で、内服薬、点鼻薬、点眼薬など様々な種類があります。最近は、眠くならない薬や一回服用すると24時間効果が持続する薬が開発されていますので、気軽にご相談いただければと思います。
また、毎年花粉症症状がでる方は、シーズン前から抗アレルギー薬を内服すること(初期療法)で症状が軽減できます。
【花粉症の治療方法】
抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬などの内服薬や点鼻薬、点眼薬、点眼ステロイド薬などを組み合わせて治療を行います。これらの治療薬は
1:花粉症などアレルギーの病気の時に体内で増えているアレルギーの細胞を抑える
2:アレルギーの細胞から症状の原因となる物質(化学伝達物質)が放出されるのを制限する
3:ヒスタミン、ロイコトリエンなどの化学伝達物質が神経や血管に作用するのをブロックする
上記の作用によって花粉症の症状をやわらげようとするものです。
これらの薬剤を上手に使い分ければ、花粉が多い年でも5-6割の患者さんが大きな副作用もなく、花粉症の症状がほとんど出現せずに、花粉飛散の季節を過ごせることがわかっています。
花粉症の症状は人それぞれ異なります。
『眠くなりにくいお薬がほしい』『1日1回だけの内服がいい』『点鼻薬や点眼薬だけほしい』
などのご希望やライフスタイルに合わせたお薬を処方しています。
お気軽にご相談ください。